磨崖仏を知る

磨崖仏とは、岩壁など自然の岩山に造立された仏像のことです。
国宝にも指定されている大分県の臼杵磨崖仏をはじめ、全国に分布しています。

清水磨崖仏群とは

清水川のほとりの高さ約20m、長さ400mの岩壁に約200体の供養塔、梵字群が彫刻されています。
最古のものは、平安時代末期と推定され、鎌倉時代推定、室町時代推定、明治28年など四つの時期のものが彫刻されています。中でも三大梵字、大五輪塔、三大宝篋印塔はこの磨崖仏を代表するものです。歴史的にも仏教的にも価値の高いことから、鹿児島県の指定文化財に指定されています。

月輪大梵字

月輪大梵字

現在は、不動明王、ケイト星(彗星)、薬師如来の3つしか残っていませんが、その右側にラゴ星(日食・月食)、毘沙門天の合計5つの梵字が並んでいたようです。
月輪大梵字が彫刻された1264年は、史上最大の彗星が観測され、その前年には2回の月食があったことがわかっております。
これらのことから、月輪大梵字は薬師如来、不動明王、毘沙門天の仏の力で不吉な力(彗星・日食・月食)を封じ込めようとして彫られたのではないかと思われています。

大五輪塔

大五輪塔

五輪塔は、亡くなった人の供養のために建てられる供養塔です。
この大五輪塔は清水磨崖仏群の中で最も古く、日本一の大きさです。
下から地輪、水輪、火輪、風輪、空輪という意味の梵字が彫られており、仏教では世界を作る5つの要素と考えられています。

三大宝篋印塔

三大宝篋印塔

宝篋印塔も、亡くなった人の供養のために建てられる供養塔です。
この三大宝篋印塔は、鎌倉時代後期、川辺を治めていた河邊氏の関係者と思われる、清浄という女性の供養のために彫られたものであると推測されています。
年号・目的・造立者が記録されていることから詳しいことがわからない磨崖仏が多い中で、とても貴重なものです。

ギャラリー

清水磨崖仏群の観音様
清水磨崖仏群の梵字
清水磨崖仏群の三大宝篋印塔
清水磨崖仏群の供養塔
清岩屋公園内の磨崖仏群への案内板
清水磨崖仏群の供養塔
清水磨崖仏群の上空写真
清水磨崖仏群の供養塔
清水磨崖仏群の上空写真
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